爆音を響かせ煙を巻き上げる上杉砲術隊の演武=阿賀野市岡山町
爆音を響かせ煙を巻き上げる上杉砲術隊の演武=阿賀野市岡山町

 戦国時代、上杉景勝に仕え水原城主を務めた名将、水原親憲(ちかのり)らをたたえ歴史に親しむ「あがの市民まつり」が、新潟県阿賀野市岡山町の水原小学校グラウンドで開かれた。上杉家の火縄銃の技術を受け継ぐ山形県米沢市の市民団体「上杉砲術隊」が出演。砲術の演武で会場に轟(ごう)音を響かせ、観客から大きな拍手を受けていた。

 市民有志でつくる「阿賀野市民まつりを創(つく)る会」が毎年、この時季に開催しており、2024年は10月6日に開かれた。景勝に仕えた親憲が上杉家の初代鉄砲奉行を務めた縁で、上杉砲術隊が毎回参加している。

 火縄銃の演武では、上杉砲術隊の撃ち手13人が、隊長の合図で次々と発砲し、火花を散ら...

残り160文字(全文:460文字)