新潟-神戸ひずみ集中帯など、地震のメカニズムや防災について専門家が説明したセミナー=10月20日、新潟市中央区
新潟-神戸ひずみ集中帯など、地震のメカニズムや防災について専門家が説明したセミナー=10月20日、新潟市中央区

 新潟県周辺での地震発生の仕組みや最新の研究を、専門家が解説するセミナーが10月20日、新潟市中央区の朱鷺メッセで開かれた。新潟県から神戸にかけての「ひずみ集中帯」で中越、中越沖地震など、歴史的に震災が相次いできたと指摘。あらためて地震への備えの大切さを強調した。

 日本地震学会が、10月21日から朱鷺メッセで開く秋季大会に合わせて企画した。市民ら100人以上が訪れた。

 セミナーでは「新潟-神戸ひずみ集中帯」に詳しい、名古屋大学減災連携研究センター長の鷺谷威教授が登壇した。地殻のひずみが大きい新潟県から近畿の一帯で、新潟地震や阪神大震災などが発生してきたと指摘。中でも「中越地震の3年後に、わずか...

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