
益田孝をしのびながら茶を楽しんだ「佐渡鈍翁茶会」=佐渡市相川広間町
茶人としても高名だった新潟県佐渡市出身の実業家、益田孝(号・鈍翁(どんのう)、1848〜1938年)を顕彰する「佐渡鈍翁茶会」が10月19日、佐渡市の史跡佐渡奉行所跡で開かれた。佐渡島内外から約140人が参加し、益田の功績や人柄をしのびながら一服を味わった。
佐渡市などでつくる実行委員会が主催し6回目。開始式には益田のひ孫の純さんや佐渡奉行鎮目市左衛門の一族の鎮目稔さん、花角英世知事らが出席。神奈川県から佐渡に移り住んだ純さんは「佐渡には多くの文化が残っており、(「佐渡島(さど)の金山」は)世界遺産に登録された。世界の宝の中で暮らすプライドを感じてほしい」とあいさつした。
茶席には世界遺産登...
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