
捜索訓練で行方不明者を保護する参加者ら=新潟市西蒲区中之口
認知症の高齢者が行方不明となる事案が続く中、新潟市西蒲区の中之口地区で捜索の方法を住民らが学ぶ訓練が行われた。自治会長や民生委員ら約70人が参加。新潟県警など関係機関と協力しながら行方不明者を捜す流れや注意点を確認した。
中之口地区コミュニティ協議会と中之口地区社会福祉協議会が主催し、10月17日に実施した。西蒲署や西蒲区などが協力した。
訓練では、認知症の70代男性が家を出たまま行方不明になったと想定。参加者は「当事者に大勢で話しかけない」「正面から優しく声をかける」など、発見時の対応のポイントを確認した上で、着衣などの情報を手がかりにグループに分かれて捜索した。発見後は、速やかに警察に連...
残り133文字(全文:433文字)