
櫓を扱いながら児童が川と船について学んだ体験会=阿賀町
新潟県阿賀町で道路や橋が整備されていなかったころに日常の交通手段として使用していた和船を、町内の児童に体験してもらう取り組みが、阿賀町津川の津川漕艇場で行われた。児童は櫓(ろ)の扱いに苦戦しながら川と船について学んだ。
体験会は、阿賀町内の3小学校を対象に行われている。10月21日は津川小の5年生12人が取り組んだ。
阿賀町でロケが行われた2019年公開の映画「ある船頭の話」主演の柄本明さんらを指導した阿賀町の江花一実さん(62)が講師を務めた。
和船は長さ約7メートル、幅約1・2メートル。流れの速い川でも進めるよう、進行方向に対して後ろ向きに立ち、船尾に付いた櫓を操る。
船上では子どもたち...
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