
鶴子銀山の大滝間歩を見学する古道トレッキングの参加者=佐渡市
世界文化遺産「佐渡島(さど)の金山」の構成資産の一つ、鶴子(つるし)銀山を歩く古道トレッキングが、新潟県佐渡市で開かれた。江戸時代の間歩(まぶ)(坑道)などを巡る道中は、傾斜がきつくロープを使う場面も。参加者は汗を流しながら進み、当時の労苦に思いをはせた。
佐渡を世界遺産にする会などが10月26日に主催。市民ら約50人が参加した。毎年春と秋に実施しているが、今回は登録後初の開催で、定員を大きく超える申し込みがあった。
参加者は、坑口が斜めになっている弥喜知(やきち)間歩などを見学。滝つぼ部分に坑口が開いている大滝間歩では、時折小さな虹も見え、神秘的な風景を写真に収めた。
ガイドの解説もあり、...
残り171文字(全文:471文字)