
一般公開へ向け、汚れを落とした土橋遺跡出土の焼人骨を並べる奈良貴史教授=11月1日、新潟市北区島見町
新潟県阿賀野市百津(ももつ)の土橋(どばし)遺跡で2020年に見つかった焼人骨について、新潟医療福祉大(新潟市北区)の奈良貴史教授(64)=自然人類学=は11月1日、縄文時代後期の成人男性の骨で、高温で長時間焼かれたなどとする分析結果を公表した。村上市猿沢にある縄文後期の上野遺跡で出土した焼人骨とともに2日、新潟医療福祉大で公開する。
土橋遺跡は縄文時代後期(約4000〜3500年前)の遺跡。2019、20年に発掘調査し、大量の土器などが見つかっている。
研究する奈良教授は発見された焼人骨について、約3800年前の成人男性1体の骨であると分析結果を示した。色合いなどから高温で長時間丁寧に焼かれたとみられ、「集落のまとめ役の可能性もある」と話した。
上野遺跡で...
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