
PKを決められず肩を落とすFW長倉幹樹に声をかけるMF秋山裕紀=国立競技場
[新潟3-3(PK4-5)名古屋]「自分のせいで負けてしまったと思います」。FW長倉幹樹は涙が止まらなかった。
勝負の行方を決めるPK戦で第2キッカーを務めたが、失敗。名古屋の選手は5本全部成功し、チームは初タイトルを逃した。自分を責め、顔を上げることができなかった。
今大会では、J1町田と対戦した準々決勝第1戦で4得点し、人生初のハットトリックを達成するなど計6得点。大会単独トップの得点王に輝いた。
決勝も延長後半6分のFW小見洋太の同点シュートをアシストし、得点に絡んだ。「幹樹がいたから、ここまで来られた」とチームメートも励ますが、「ありがたいですけど、勝ち切りたかった…」と声を落とす。...
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