医師養成への協定を締結した(右から)三条市の滝沢亮市長、只見町の渡部勇夫町長、済生会新潟県央基幹病院の遠藤直人院長、三条市の上田泰成副市長=三条市上須頃
医師養成への協定を締結した(右から)三条市の滝沢亮市長、只見町の渡部勇夫町長、済生会新潟県央基幹病院の遠藤直人院長、三条市の上田泰成副市長=三条市上須頃

 新潟県三条市、福島県只見町、済生会新潟県央基幹病院(三条市上須頃)は、医師養成へ協力して取り組む協定を締結した。建設中の国道289号八十里越道路が開通すると、只見町民も新潟県央基幹病院を利用することが見込まれることから、将来にわたって医師を確保するために協働する。

 三条市と只見町を結ぶ八十里越道路は、2026年秋から27年夏までの間に開通する見通し。三条市健康づくり課によると、只見町から高度医療が必要な救急搬送をする場合、現行では約1時間半かけて会津若松市の病院へ搬送しているが、八十里越道路開通後は、新潟県央基幹病院へ1時間10分ほどで搬送できるようになる見通しという。

 ただ、新潟県の医師不...

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