
園舎を建て替え、ZEBの認証を受ける計画の大峰保育園=11月14日、新発田市下小中山
新潟県新発田市は、老朽化した大峰保育園(下小中山)を改築し、建物のエネルギー消費量を実質ゼロとする「ZEB(ゼブ、ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)」認証を取得すると発表した。2025年12月に完成予定で、市によると、公立保育園でゼブ認証を受けるのは全国2例目となる。園児の環境教育にもつなげる方針だ。
総事業費は約12億円。国の補助金約1億2千万円に加え、返済時に地方交付税を充てる過疎債で大半を賄う。
太陽光発電や蓄電池を設置し、再生可能エネルギー自然界に常に存在し、利用しても枯渇することがない化石燃料以外のエネルギー。発電時に温室効果ガスを排出せず、国内で生産でき、環境負荷が少ない。日本の法律では、太陽光、風力、水力、地熱、太陽熱、大気中の熱その他の自然界に存する熱、バイオマスが該当する。を活用。高断熱の設計でエネルギー消費量を抑えるほか、効率の高い空調設備や発光ダイオード(LED)照明を採用し、二酸化炭素(CO2)の排出削減につなげ...
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