六日町、塩沢、大和の3商工会合併に向けた基本協定調印式に臨む中嶋成夫さん(右)。まちづくりにも尽力した=6月、南魚沼市役所
六日町、塩沢、大和の3商工会合併に向けた基本協定調印式に臨む中嶋成夫さん(右)。まちづくりにも尽力した=6月、南魚沼市役所

 新潟県南魚沼市の塩沢商工会の会長を20年以上務めた中嶋成夫さんが11月19日、病気のため80歳で亡くなった。宿場町の街並みを再現し、雁木通りを復活させた「牧之通り」の整備に尽力し、まちづくりにリーダーシップを発揮した。突然の訃報に、関係者から悼む声が上がった。

 中嶋さんは1967年に早稲田大を卒業した後、塩沢の家業を継いだ。牧之通り組合をつくり、街並みづくりの中心的役割を担った。牧之通りは2011年に国土交通省都市景観大賞、15年にはアジア都市景観賞に選ばれ、南魚沼市の観光名所になった。

 牧之通り組合副組合長の...

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