
花角英世知事(左から2人目)に要望書を手渡す連合新潟の小林俊夫会長=11月26日、県庁
連合新潟の小林俊夫会長は11月26日、新潟県庁を訪れ、花角英世知事に2025年度の県予算に関する施策要望を行った。物価高に賃上げが追いつかず労働者を取り巻く環境は依然厳しいとし、企業の適切な価格転嫁に向けた県の後押しなどを求めた。
要望は雇用、経済、医療など11分野に計40項目を盛り込んだ。顧客が理不尽な要求をするカスタマーハラスメント(カスハラ)への対策や、経営危機に陥っている県立病院やJA県厚生連病院で働く人たちの雇用確保などを要請した。
要望は冒頭を除き非公開。小林会長は「春闘の賃上げで一時的に実質賃金はプラスになったが、物価高で再びマイナスになっている」と訴え、花角知事は「要望をしっ...
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