新たなビジネスプランで販路を広げる花プラン=新発田市五十公野
新たなビジネスプランで販路を広げる花プラン=新発田市五十公野

 バラの切り花の栽培・販売を手がける「花プラン」(新潟県新発田市五十公野)は、職場環境向上の取り組みにバラを使ってもらうビジネスモデルをつくり、販路を広げている。会社に代わって顧客や従業員の誕生日などを把握し、花束を贈るサービスは県外の企業からも引き合いが来るなど好調を維持。異業種にも参入し、バラの消費拡大を目指す。

 花プランは1973年に先代の富樫康雄さんが始めた「富樫バラ園」が前身。99年に有限会社となり、現在は長男の淳(じゅん)さん(47)が社長を務める。

 主力は農家向けのバラの苗木の生産。本社のある五十公野と、桑ノ口の2カ所に計11棟のハウスを持ち、年間30万本のバラの切り花を栽培して...

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