独創的な発信基地をイメージした新潟造形の工場=新潟市北区浦木
独創的な発信基地をイメージした新潟造形の工場=新潟市北区浦木

 店舗や企業の立体看板やオブジェなどを製作する新潟市北区川西1の新潟造形。2024年で創業50年を迎え、全国からのさまざまなオーダーに高い技術力と創造力で応える。精巧なものから斬新なものまで、品質の高さを求められた官庁工事で培った技術力でリアルに造形する。代表取締役社長の森岡晋太郎さん(45)は「造形物の製作を通して依頼者の思いを創造力豊かに立体的に表現し、地方から発信していきたい」と力を込める。

 新潟造形は1974年、森岡さんの父・泰彦さんがモリオカ看板工芸として創業。当初は一般的な平面の看板を手がけていたが、立体的な看板にも取り組もうと、91年に新潟造形として社名を変更した。一般企業をはじ...

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