藤島玄さんが残した山岳関連の蔵書を基にした研究の報告会=関川村小見
藤島玄さんが残した山岳関連の蔵書を基にした研究の報告会=関川村小見

 日本山岳会越後支部の創設者、故藤島玄さんが残した資料を基にした研究会の報告会が、新潟県関川村小見の川北ふれあい自然の家で開かれた。山岳関係者ら6人が藤島さんが愛した飯豊山系やその足跡についての研究結果を披露した。

 新潟市に生まれた藤島さんは飯豊山系の登山道開拓に尽力し、1988年に亡くなった。自宅に残されていた6000冊超の蔵書がふれあい自然の家に藤島蔵書として保管されている。

 会は蔵書の資料の研究成果を発表するため、毎年秋に開かれており、6回目の今回は11月下旬にあり、約40人が参加した。

 越後支部顧問の遠藤家之進正和(いえのしんまさかず)さん(76)は、スキー山行などのため、藤島さんが西...

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