
JX石油開発中条油業所のガス井戸の設備を見学する中条中の生徒ら=胎内市中村浜
地域での脱炭素化の取り組みを学ぼうと、新潟県胎内市の中条中学校の生徒が、胎内市村松浜のJX石油開発中条油業所の施設などを見学した。油業所では、軽量で薄い「ペロブスカイト太陽電池」の主原料となるヨウ素を製造しており、生徒たちは世界に注目される原料が地元から産出されていることに驚いていた。
新潟日報社が新潟県と共催する「にいがた脱炭素プロジェクト」の一環。再生可能エネルギーに関心を持った中条中3年の5人が11月上旬に見学した。
JX石油開発は、胎内市の海岸沿いにあるガス田から天然ガスやヨウ素を含むかん水をくみ上げている。生徒らはまず、地下約1000メートルからくみ上げる井戸を見学。設備に触れ、5...
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