田上町会場での座談会。加茂市議と住民らが今後のごみ処理を巡り、意見を交わした=12月8日、田上町原ケ崎新田
田上町会場での座談会。加茂市議と住民らが今後のごみ処理を巡り、意見を交わした=12月8日、田上町原ケ崎新田

 新潟県加茂市と田上町の今後のごみ処理を考える座談会が両市町で開かれた。管理者側が老朽化した焼却施設を新設せず、三条市に可燃ごみの処理を委託する方針を示す中、住民の声を聞こうと加茂市議が企画。住民からは、分別や収集方法がどう変わるかについて高い関心が示された一方、新設か委託かを巡っては「情報が少なく、判断できない」と困惑する声も上がった。

 ごみ処理を巡って、両市町でつくる消防衛生保育組合の管理者・藤田明美市長と副管理者・佐野恒雄町長は8月中旬に、両市町の議員で構成する組合議会の全員協議会で、処理委託に向けて三条市と協議を進める方針を表明した。新設に比べ、委託は加茂市で26億円余り、田上町で15...

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