新潟ゆかり 豪華な奏者

 「神奈川フィルハーモニー管弦楽団ニューイヤーコンサート2025」が1月5日に開催される。初めは「なぜ神奈川フィル?」と不思議に思ったのだが、副指揮者の小林雄太が長岡出身であったり、裏方の企画制作を佐渡出身の林大介さんが支えていたりと、新潟との縁によって今回の演奏会が実現したと知り納得がいった。

 高校生の時の指揮者体験によって音楽の道を目指したという小林雄太は、第58回ブザンソン国際指揮者コンクール本選出場を果たし、その後国内のさまざまなオーケストラを指揮しながら経験を積んでいる。前日に行われるリハーサル見学会や子どものための指揮者体験は、彼の発案によるもので特別な思い入れを感じる。夢に向かっ...

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