学生が物流の現状を学んだ講義=新潟市西区みずき野3
学生が物流の現状を学んだ講義=新潟市西区みずき野3

 物流を取り巻く厳しい現状や国の取り組みについて学んでもらおうと北陸信越運輸局が、新潟国際情報大学(新潟市西区)の学生に講義を行った。学生約100人が聴講し、将来も持続可能な物流の在り方について理解を深めた。

 12月上旬の講義では、運輸局環境・物流課の芦澤千恵子課長が講師を務めた。芦澤課長は通販サイト利用の拡大で物流は「小口多頻度化」が進行する現状を解説。一方で運転手の残業規制による「2024年問題」で物流の停滞が懸念されることに触れ、「再配達を減らすためコンビニ受け取りや置き配を活用してほしい」と訴えた。

 また先頭のトラックを後続車が自動運転で追従する技術の開発など、省人化に向けた国の取り組...

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