津波避難について直江津地区の防災士らが情報交換した研修会=上越市中央1
津波避難について直江津地区の防災士らが情報交換した研修会=上越市中央1

 元日の能登半島地震から間もなく1年。新潟県上越市防災士会直江津支部は、津波避難のあり方を考える研修会を市内で開き、津波被害があった直江津地区の防災士ら約30人が参加した。

 地震後、原則徒歩とされている避難方法ではなく、車で避難した市民が多くいたことから、津波避難のあり方が課題となっている。研修会は12月8日に上越市中央1の直江津学びの交流館であり、海に近い3町内会が課題に向き合った1年の取り組みを発表した。

 港町1・2丁目と虫生岩戸の町内会は、地震当日、車で避難した住民が多かったと報告し、車避難と徒歩の両立を考える必要性を説いた。

 港町1・2丁目町内会の防災士(82)は10月の市総合防災訓練...

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