新潟工科大の小野寺正幸准教授が水素の性質や製造方法などを解説した講座=柏崎市東本町1
新潟工科大の小野寺正幸准教授が水素の性質や製造方法などを解説した講座=柏崎市東本町1

 次世代エネルギーとして注目される水素について学ぶ市民向けの講座が、新潟県柏崎市東本町1の市民プラザで開かれた。新潟工科大学(柏崎市藤橋)の小野寺正幸准教授=発酵微生物工学=が、水素の基本的な性質や製造方法を解説した。

 柏崎の歴史や文化、社会的な話題などを学ぶ「かしわざき市民大学」の一環で、12月5日にあった。

 小野寺准教授は、水素は燃焼させると水と熱が発生し、二酸化炭素(CO2)を出さないエネルギーとして利用できるものの、金属が水素を吸収してもろくなる「水素脆化(ぜいか)」の課題があり、貯蔵が難しいことなどを説明した。

 再生可能エネルギーを使って水を電気分解して、CO2を出さずに製造したもの...

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