JR新潟駅周辺整備事業の一環で整備が進む「万代広場」の全面的な供用時期について、新潟市は12月25日までに、当初予定の「2026年3月」から約1年遅れ、27年4月となる見通しを示した。世界的な原材料の品薄・高騰に伴う資材の納期遅れなどが理由としている。
新潟市の新潟駅周辺整備事務所によると、万代広場は面積を従来の約2倍に広げ、エスカレーターやエレベーターを含むペデストリアンデッキ、多機能トイレなどを設置し、26年3月の全面供用を予定していた。
ただ近年、原材料の品薄・高騰で資材の納期遅れが発生。加えて、2024年度から工事現場での週休2日制を本格導入するなどの複数の要因が重なり、工事期間が延びる見通しとなった。
このため市は、2026年4月にペデストリアンデッキ、26年4〜10月に多機能トイレなど、優先順位を考慮しながら各施設の供用を段階的に始め、27年4月の全面供用を目指す方針に改めた。
新潟駅周辺整備事務所の...
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