「長沢そば」を打つ新井南小の児童たち=妙高市長沢
「長沢そば」を打つ新井南小の児童たち=妙高市長沢

 地域の食文化を学ぼうと、新潟県妙高市の新井南小児童が校区内の長沢地区で受け継がれている「長沢そば」を作った。4〜6年の27人が住民にこつを教わりながら根気よくそば粉をこね、慎重に切った。

 長沢そばはオヤマボクチ(ヤマゴボウ)の葉をつなぎに使ってコシを出し、1ミリ以下に薄く伸ばして太めに切るのが特徴だ。そば打ち体験は12月12日に長沢の集会所であり、地元の大野公男さん(69)を講師に招いた。

 大野さんは「力を入れて生地をよくこねると、おいしくなる」とアドバイス。児童たちは交代しながら生地をこねた。生地を伸ばす工程では、めん棒に生地を巻き付けて力をかけ、破れないよう慎重に伸ばした。最後に麺を刻み...

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