
トランプ米大統領就任を受け、新潟県内の企業からは1月21日、メキシコなどへの関税引き上げ方針を注視する声が上がった。米国の景気回復に向けた投資促進を「ビジネスチャンスにつなげたい」と前向きに捉える見方がある一方、米中摩擦による中国経済の低迷を警戒する意見も聞かれた。
車載部品など精密プラスチック部品製造のhakkai(ハッカイ、南魚沼市)はメキシコに工場があり、米国やメキシコにある日系自動車部品メーカーと取引する。トランプ氏は就任後、カナダとメキシコからの輸入品に25%の関税を課すことを検討していると表明した。関聡彦社長は「現段階では顧客から(関税引き上げ方針に関する)見解や、戦略転換の動き...
残り783文字(全文:1083文字)