
米坂線
2022年の新潟県北豪雨2022年8月3日から4日にかけて発生。新潟県によると住宅被害は村上市、関川村を中心に全壊8棟、半壊23棟、床上浸水889棟などの被害が出た。総降水量は村上市坂町で589ミリ(国土交通省観測)、関川村下関で569ミリ(気象庁観測)などと記録的な豪雨になった。人的被害は重傷者1人で、死者はいなかった。で被災したJR米坂線の復旧後の運営方法を巡り、花角英世知事は1月23日の定例記者会見で、第三セクターによる運営費用の試算は県や山形県で「事実上できると思う」との認識を示した。一方、「やはりJRに示していただきたい」ともし、バス転換のケースも含め、JRによる試算提示が適切との考えを示した。
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JR東日本新潟支社は復旧後の運営方法として(1)JR直営(2)鉄道施設を自治体が保有する「上下分離方式」(3)第三セクターなどによる運営(4)バス転換-の4案を挙げている。このうち直営は「困難」と主張。上下分離は新潟県側負担の想定額として最大年約6億円となる試算を出していた。
新潟支...
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