
電柱上の巣に飛来し、巣を繕うコウノトリのつがい=1月18日、上越市(提供写真)
新潟県上越市で繁殖に成功した国の特別天然記念物コウノトリの親鳥2羽が、2024年営巣した電柱の上で目撃されることが増えている。コウノトリは春先の繁殖期以外は餌場を求めて全国を飛び回る習性があり、この2羽もひなが24年7月に巣立った後、県内外の池や田んぼで目撃されてきた。最近になって木の枝をくわえて巣に戻ってきては繕う姿が度々確認されており、25年も繁殖するか注目されている。
上越市では24年5月、4羽がふ化した。1971年に野生のコウノトリが絶滅して以降、新潟県で初の繁殖例で、繁殖地の北限を更新した。コウノト...
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