3月に営業を終了する新潟サンライズゴルフコースの入り口=聖籠町
3月に営業を終了する新潟サンライズゴルフコースの入り口=聖籠町

 新潟県聖籠町の県営新潟東港工業地帯に立地するゴルフ場「新潟サンライズゴルフコース」が3月末で営業を終了し、土地を所有する石油元売り大手のENEOS(エネオス、東京)が跡地の売却を検討していることが1月28日、分かった。エネオスによると跡地の7割の活用方法は未定で、企業誘致を進めている段階だとしている。

 新潟サンライズゴルフコースは1986年に開業。敷地面積は約140ヘクタールで27ホールあり、エネオスグループのエネオストレーディング(東京)が運営している。

 ゴルフコースの敷地は、旧日本石油(現エネオス)が83年に製油所の建設を前提に新潟県から取得した。だが70年代のオイルショック後に起きた、国内外の石油業界の環境変化を受け、建設計画を断念。現在まで県の承認を受けながら40年近く、ゴルフ場として暫定利用してきた。

 跡地では現在、電力小売りなどを手がけるイーレックス(東京)が約38ヘクタールの敷地を使い、大型バイオマス発電所の建設計画を公表しているが、残る土地の活用方法は決まっていない。

 エネオス広報部は...

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