zine作りについて語り合う、まるのさきさん(左)と藤田惠日さん=三条市本町2
zine作りについて語り合う、まるのさきさん(左)と藤田惠日さん=三条市本町2

 自由なテーマや手法でまとめる冊子「zine(ジン)自由なテーマ設定で、ページ数や印刷部数、販売の有無などが多岐にわたる冊子。名前の由来は、英語のマガジンやファンジン(特定のテーマのファンによる雑誌)との説がある。(※ページ下部に詳細。)」を作りたいと考えている人向けに、一緒に製作するプログラムを、新潟県三条市本町2のブックカフェ「絵本の店omamori(おまもり)」が1月にスタートした。関心はあっても、どう始めればよいか分からない人も多いと考えて取り組みを始めた。

 omamoriは2023年4月にオープン。zineのプログラムは、店主まるのさきさん(29)が、これまでのイベントなどで交流のある福泉寺(燕市小中川)住職の藤田惠日(えにち)さん(27)と協働して取り組む。

 まるのさんは「zine作りを通して自分のこれまでの人生や内面の感情と向き合うことをお手伝いしたい。私が製作したときにうまくいったことや、反省点、印刷の仕方などを伝えたい」と話す。1月上旬に交流サイト(SNS)で取り組みを発表したところ、早速、問い合わせが寄せられた。

 プログラムは2種類。「zine studio(スタジオ)」は、既に作りたい内容のイメージがあるものの、一人ではなかなか進まないという人たちが対象。まるのさんと藤田さんを含めて毎月集まってモチベーションを上げる内容だ。

 月額1000円(別途1ドリンク)で集まり、個々でzineを作り上げることを目指す。参加者同士が...

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