
松岡ため池に設置したレーザー照射装置=2024年11月、新発田市(加治川二期農業水利事業所提供)
鳥インフルエンザの対策として、新潟県は新発田市松岡にある農業用の「松岡ため池」で、レーザー照射を使って野鳥を追い払う取り組みを進めている。県はため池では基本的に水抜き対策を行っているが、松岡ため池のように水を抜けない場所でのレーザー照射の効果も検証する。
松岡ため池は国が新たに整備し、2023年8月に水の供給を始めた。満水時の面積は約6・3ヘクタール、貯水容量は33万立方メートル。
レーザー照射装置は24年11月に本格稼働した。太陽光で充電し、午前4〜5時と午後5時半〜7時半に、ため池の護岸に緑色の光線を当て、野鳥を追い払う。装置は海外製で県が購入。松岡ため池の整備などを行う農林水産省北陸農政局加治川二期農業水利事業所(新発田市)が運用している。
県は23年から鳥インフル発生防止に向け、...
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