
柏崎市が町内会単位で配備した蓄電池を使う猪俣元英さん=柏崎市安田
新潟県柏崎市は、市内の各町内会施設などに蓄電池200台を配備した。災害時に備え、これまでもコミュニティーセンターなどに置いていたが、住民らがより身近にある避難先にも配備し、携帯電話の充電やインスタント食品の調理などに必要な電力を確保できるようにした。2月8日に北条地区で予定されている避難訓練でも活用する。
2022年12月の大雪では、市内各地で木が倒れる被害が発生。倒木が電線などを切断し、市防災・原子力課によると、住宅など最大約6100カ所で停電した。被害が大きかった北条地区では、最長で1週間ほど停電が続いた。大雪で避難した住民から「携帯電話が充電できなかった」という声が上がっていた。
県は...
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