「まっしろいっぱい!まっしろいっぱいらよ!」
 0歳、1歳のときは抱っこで温かいコートに包まれたまま見ていた冬景色、今年は自分の足で立って見ることができました。歩けるようになってからもあまり歩きたがらず抱っこしていることが多かったのですが、雪が降っていると嬉しいみたいで自分からたくさん歩いてくれます。

 雪のことを「まっしろ」と呼ぶのも可愛いなと思います。「つもるかなつもるかな?つもった!」と言いながらコートの袖に積もる雪に大喜びで、「ママんとこになげるじょー!」と言いながら雪玉を投げてみたり、「ふみふみする!ふみふみしたい!」と雪を踏んで感触を楽しんだり、ブロック塀の上にこんもり積もった雪をばふばふ叩いて潰したりして遊んでいました。

 雪を全力で楽しむ我が子は本当に可愛くて、寒さに弱いためもともと好きではなかった冬も子どものおかげで悪くはないと思えるようになりました。もう少し大きくなったらウィンタースポーツもできるようになるかな?ママはあんまり上手じゃないけれど、いつか一緒にできたらいいなと思います。

 子どもの可愛いなあと思うところはまだたくさんあって、その中のひとつが同じものを共有することがどうやら嬉しいらしいというところです。子どものために出した食事を「ママもたべて!」と分け与えてくれることがあり、手で掴んだものをそのまま口に放りこまれています。お茶を飲むときにはコップを2つ持ってきて「ママもいっしょにのもうよ」と言われるので一緒に同じお茶を飲んでいます。

 また、子ども用のエプロンも2つ持ってくるように頼まれ、渡してみると「ママもこれつけてよ~」とエプロンをつけるようにお願いされたこともありました。子ども用のエプロン…少しためらいましたが子どもにエプロンをつけさせているのに私が断ってしまったら良くないと思ってつけてみたら、アハハ!と笑いながら手を叩いて大喜びしていました。首のサイズを考えたら無理だと思っていたけれどつけられて良かったしなにより笑ってくれて良かった…子どもはいつもちょっと変わったことをしただけでも笑うので、その笑い声と笑顔が嬉しく癒されています。

 2歳児ならではの大変さみたいなものはもちろんありますが、それよりも子どもがたくさんの言葉を覚え始めて会話もできるようになったことで子育てがますます楽しくなってきたという感覚の方が強いです。スラスラと喋るのではなくゆっくり言葉を並べながら丁寧に話す姿が愛おしく、今しか聞けないであろう独特な言葉遣いもずっと忘れたくないなと思います。これからの成長を楽しみにしながら、この先も頑張って子育てをしていきたいなと思います。

Negicco
2003年に結成された新潟発アイドル・ユニット。
メンバーはNao☆、Megu 、Kaede。「にいがた観光特使」を務める。
2023年7月20日で結成20周年を迎えた。