
たった今、机にガツンと足をぶつけてしまい、痛いー!と言っていたら、
子どもが 「ママなに?じゃいじょうぶ(大丈夫)?」
と言いながらこちらに来てくれました。
「足をぶつけちゃったから、なにか冷やすものを持ってきてくれる?」
と言うとすぐに冷蔵庫へ向かい、
「ママこれはどう?」
と大きな氷枕を抱えて戻ってきました。小さな身体で大きな氷枕を抱えている姿はとても愛おしかったのですが、
「ありがとう!でもそれはちょっと大きすぎるかも。もう少し小さいのある?」
と話すと、氷枕を元の場所に戻し、代わりに小さな保冷剤を握りしめて持ってきてくれました。
「ありがとうね、ママ助かったよ」
「どういたしまして。しっかり冷やしてね、もっと冷やしたほうがいいよ、なんでも治るからね」

子どもは毎日いろいろなことを話していますが、ここ数ヶ月で話し方がぐっと大人っぽくなったように感じます。周りが話していることや起こっていることもきちんと理解できているんだなと思うことが増えました。
「けがしたの?ばんそうこう貼るか?」
「今日はお腹痛くない?じゃいじょうぶ?」
「おふとんかけてあげるね」
「〇〇がいるからじゃいじょうぶだよ、ママ」
と、普段の言葉の中から優しさを感じる瞬間がたくさんあります。

そんな我が子はこの秋に兄になる予定です。子どもがお腹に来てくれて少し経った頃から、本人には少しずつ伝えてきています。初めの頃は抵抗があったようで、「ママは〇〇だけのものー!」と泣き出したり、子どもを拒否するような言葉が出てきていたので心配だったのですが、今では少しずつ受け入れられるようになってきたように思います。周りから
「今度お兄ちゃんになるんだね」 と声をかけられると、
「お兄<ちゃん>じゃないよ、お兄<さん>だよ!」
と言い返していて、本人なりにこだわりがあるんだな、かわいいなと思いました。

お腹の中に子どもがいるということも理解しているので、お腹を見る!と言ってきたり、ブランケットを持ってきて「ママこれお腹にかけておいて!」と言ってみたり、ぬいぐるみをお腹の上にたくさんのせて「これ貸してあげるからねー!」と話しかけたりしています。それでもまだたったの二歳、たくさん甘えたい時期だと思います。この先どうしてもかまってあげられないタイミングも出てくるかもしれませんが、本人の優しさや強さに甘えず、これからもたっぷり甘えさせてあげたいなと思います。

2003年に結成された新潟発アイドル・ユニット。
メンバーはNao☆、Megu 、Kaede。「にいがた観光特使」を務める。
2023年7月20日で結成20周年を迎えた。