住民の支援策について多分野の専門職らが意見を交わしたワークショップ=新潟市中央区万代1
住民の支援策について多分野の専門職らが意見を交わしたワークショップ=新潟市中央区万代1

 生活困窮と介護、ひきこもりなど複雑化する住民や家庭が抱える課題に対し、福祉に関わる各分野が垣根を越えて連携する「重層的支援体制」の構築を目指し新潟市などは、市内のホテルでキックオフフォーラムを開いた。参加した実務関係者らは、多様化する課題の解決に向け、連携を強化していくことを確認した。

 重層的支援体制整備事業は、住民が抱える生活課題が複雑になっていることから、介護や障害、子ども、生活困窮など窓口が分かれていた支援を見直し、分野横断的に実施するもの。市は2024年度から本格的に取り組みを始め、既存の相談拠点や地域資源を活用し、社会福祉協議会に配置されたコミュニティーソーシャルワーカーを中心に、...

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