
新潟県議会本会議場
経営危機に陥っている新潟県立病院の地方独立行政法人(独法)化について、花角英世知事は2月21日、県議会本会議の一般質問で、メリットを認めつつも「実現にはさまざまな課題がある」と慎重な考えを示した。
県病院局は、県立13病院の経営危機を受け2024年5月に示した改革方針の中で、運営体制見直しの一例として、県立病院を県の直営から切り離し柔軟な運営が可能となる独法への移行も検討するとしていた。
花角知事は、独法化は人事や財務の面で自立性が上がり経営上の効果が期待できるとし、「持続可能な運営に向けた手法の一つだ」と述べた。
一方、法人設立には...
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