
弥彦村議会臨時会で提出議案について説明する本間芳之村長=1月、弥彦村議会議場
新潟県弥彦村の本間芳之村長が就任2年を迎え、1期目の任期を折り返した。子育て支援をはじめ人口減少への対策を打つ一方、自損事故の起きた自動運転バス事業などで難しいかじ取りを迫られている。対話を重視する姿勢に一定の評価がある半面、独自色が見えにくいとの声も上がる。
本間村長は多岐にわたる公約「35の約束」を施策に落とし込んできた。
力を入れるのが子育て支援だ。村内では近年の出生数が落ち込み、年度別では主に20人台で推移している。そこで「日本一産み育てやすい村づくり」を掲げ、2024年度は出産準備金、出産と小中高校入学の祝い金を新設した。前村長時代の給食費無償化なども継続し、子育て世代への手厚さを...
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