
漁船からクレーンを使って運ばれる大量のイワシ。今季最多の水揚げとなった=2月26日、佐渡市春日
新潟県佐渡市春日の佐渡水産物地方卸売市場に2月26日、春先に取れ始めるイワシが約30トン揚がり、今季最多の水揚げとなった。主力のブリの不漁が続いている市場だが、この日は漁船3隻で運ばれた大量のイワシで活気にあふれていた。
佐渡では、2月から3月にかけて、日本海を北上してきたとみられるイワシの群れが両津湾に入る。この日定置網で取れたのは、50〜60グラムほどの小、中サイズのものが中心。イワシを追ってマグロやメジマグロなどの大物が湾内に入るため、漁師らはこれからの漁にも期待しているという。
市場では、漁船から次々とイワシが水揚げされると、漁業関係者らがサイズごとに仕分けたり、手際よく箱に詰めたり...
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