
鬼太鼓用のわらじを作る参加者=佐渡市千種
鬼太鼓の鬼の足元を支えるわらじ作りが、新潟県佐渡市千種の西方集落で行われた。10代から90代までの住民有志ら16人が集まり、力と心を込めて編み上げた。
わらじは4月15日の新保八幡宮(金井新保)の祭りに奉納する鬼太鼓の鬼が使用する。以前は既製品を使っていたが、履き心地や耐久性に問題があった。埼玉からの移住者、小岩井麻弥さん(43)が呼び掛け、2016年から有志で編むようになり、ここ数年は他地域の初心者も加わって手ほどきを受けるなど、輪が広がっている。
作業は2月23日に行われた。粘り強いとされるもち米のわらを用い、わらじの生命線の縦ひも作りからスタート。参加者は常連が多く、談笑しながら手慣れ...
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