
世界文化遺産「佐渡島(さど)の金山「相川鶴子金銀山」と「西三川砂金山」の二つの鉱山遺跡で構成。17世紀には世界最大級の金の産出量を誇った。金の採取から精錬までを手工業で行っていた時代の遺構が残っているのは、世界的に例が少ないとされる。」の坑道を公開する新潟県佐渡市下相川の観光施設「史跡佐渡金山」は、4月1日から料金やコースの内容を変更する。江戸期と近代以降の両方の坑道を見学できる共通券に一本化する。じっくり見学する個人客が増加傾向である現状を踏まえたもので、繁忙期の混雑解消にもつなげたい考えだ。
現在は江戸期の坑道「宗太夫坑(そうだゆうこう)」と近代以降の坑道「道遊坑」をそれぞれ単独で見学するコース(各中学生以上1000円、小学生500円)がある。4月以降、これらの料金を廃止し、共通券(中学生以上1500円、小学生750円)に集約する。
運営する「ゴールデン佐渡」によると、複数のコースが...
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