
体験会で施術をする石川恭兵さん=3月16日、佐渡市小木町
自身の心身の状態を劇的に改善してくれた「カイロプラクティック」で島民の暮らしを支えたいと、3年前に介護職からカイロプラクターに転身した石川恭兵さん(36)。新潟県佐渡市小木地区の施設に所属し、「アスリートにはレベルアップを、一般の方には暮らしを豊かにする手伝いをしたい」と力を込める。
島内の高校卒業後、長岡市の専門学校で介護を学び、Uターンした。利用者の日常に寄り添うことにやりがいはあった。ただ、腰痛や膝痛などを訴えられても、何もできない歯がゆさがあった。「言葉でしか励ますことができず、葛藤を抱え続けていた」と振り返る。
仕事の傍ら、22歳ごろから友人の勧めで佐渡国際トライアスロン大会に出場...
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