自民党の森山裕幹事長(右)に要望書を手渡す花角英世知事=東京・永田町
自民党の森山裕幹事長(右)に要望書を手渡す花角英世知事=東京・永田町

 全国知事会の国土交通・観光常任委員長を務める花角英世知事は3月25日、自民党本部で森山裕幹事長と面会し、インフラ施設の老朽化対策などの特別要望を行った。埼玉県八潮市の道路陥没事故を念頭に、関連予算の確保を求めた。

 老朽化対策を含む国土強靱(きょうじん)化を巡っては、現行の「5カ年加速化対策」が2025年度に終了し、後継の「実施中期計画」が6月をめどに策定される見通しとなっている。

 要望書では、下水道管に起因する道路陥没が2022年度に全国で約2600件発生したとし、「老朽化対策を加速させる必要がある」と訴えた。

 自然災害の頻発や物価高による資材価格の高騰も踏まえて、実施中期計画では現行を大き...

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