新発田地域広域事務組合は28日までに、新発田市内で1月に、発熱による救急要請があったにもかかわらず、出動した隊員の判断で搬送を見送った事案があったと明らかにした。発熱した男性はその後、指定難病の「スティーブンス・ジョンソン症候群」と診断され、2カ月近く入院した。

 27日に開かれた広域事務組合議会3月定例会で、組合側が説明した。

 広域事務組合消防本部によると、1月11日午後11時58分、新発田市内で60代男性が発熱していると家族から119番通報があった。救急隊員4人が出動したが、...

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