
佐渡市の新税について、入島税が適当とする報告書案をまとめた検討会議=31日、市役所
持続的な観光地域づくりを目的に、新たな独自財源を確保するための税の在り方を議論してきた佐渡市の検討会議は31日、市役所で第3回会合を開き、市内への訪問者を対象にした「入島税(訪問税)」が適当とする報告書案をまとめた。市は現場レベルでの議論と合意形成が必要としており、新税の導入時期は未定。
報告書案では、市の財政状況を踏まえれば、新たな財源は必要と判断。(1)地域の環境を守る(2)観光産業が継続して営まれる-の2点を目的とした施策に充てることが望ましいとした。
入島税と宿泊税を比較した結果、受益と負担の一致、徴収の仕組みが簡素などの理由から入島税が適当とした。ただ、詳しい税率や課税免除の対象といった要件について、来島者数の目標や必要な財源などを明確にした上で検討することが望ましいとした。
報告書案の内容について委員からは...
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