吉沢久子さんの思い出や、シニアの暮らし方について語る阿部絢子さん=新潟市中央区万代3
吉沢久子さんの思い出や、シニアの暮らし方について語る阿部絢子さん=新潟市中央区万代3

 本紙生活面で半世紀にわたり「家事レポート」を執筆した故・吉沢久子さんの七回忌に合わせ、吉沢さんを師と仰ぐ新潟市中央区出身の生活研究家、阿部絢子さん(79)の講演会が3月30日、新潟市中央区の新潟日報メディアシップで開かれた。来場者はシニアの暮らしを健やかに楽しむヒントに耳を傾けた。

 阿部さんは講演で、吉沢さんが97歳まで料理をしていたことを紹介。毎年恒例だったゆべし作りや、細かく刻まれたきんぴらごぼうの思い出を語り「先生も健康の維持に『食べることが大事』とおっしゃっていた。料理は脳活にもなる。新しい調理にも挑戦してみて」と呼びかけた。

 「老いは必ずやってくる。でも心配の先取りはしてはならない...

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