県企業局は6日、上越市の山中にある水力発電所の県営高田発電所近くで、後谷ダムから水を引き込む管が破断し、水が流出したと発表した。破断部分の周辺で土砂崩れが起き、工事用の鉄塔2基が転倒。下流側では取水堰(ぜき)が流木でせき止められ、周辺の田畑が浸水した。けが人や住宅被害はなかった。
高田発電所は2023年度から改修工事中で、発電はしていない。県によると5日夕、工事を請け負う会社から「発電所周辺で異常な量の水が流出した」と連絡があった。
県が6日朝から確認したところ、発電所の上流側500〜600メートル地点で直径約2メートルの水管が破断し、水が下流側に流出。付近で土砂崩れが起きており、...
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