
大幅に下落した日経平均株価を示す岡三にいがた証券のボード=7日、長岡市
東京株式市場で日経平均株価が大幅続落した7日、新潟県関係の上場銘柄もほとんどが前週末から大きく値を下げた。県内企業や経済団体関係者からは「着地点が見えない」「トランプショックだ。負の連鎖が心配」といった困惑の声が上がる。米政権の高関税政策が株価に与える影響は、輸出企業にとどまらず幅広い業種に及んでいる。
「驚くほどの全面安だ」。東証プライムに上場するハードオフコーポレーション(新発田市)の長橋健専務は困惑を隠せない。同社の株価は、前週末の終値から6%以上となる107円安の1603円となった。
主力のリユース事業は、直接関税の影響を受ける業態ではなく、景気の波も受けにくいとされるが「社会全体の...
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