
県内の生産者や大学教授らがコメ生産の現状や課題を議論した学習会=新潟市中央区沼垂東1
最近のコメの品薄や価格高騰を受け、コメ生産の現状や課題を考える学習会が、新潟市中央区で開かれた。県内の生産者や消費者らが課題解決に向けて意見を交換した。
県内の協同組合関係者などでつくる「にいがた協同ネット」が主催。3月22日にあり、農業関係者ら約50人が参加した。
新潟大農学部の伊藤亮司助教(56)が講演し、コメの価格高騰について「高騰と言われるが、近年の価格低迷で農家は手取りを削って生産を続けており、回復してきただけ」などと指摘した。
意見交換では、柏崎市の中山間地でコメ作りを行う農家や会場の農家から、中山間地の生産者減少や、農機具の高騰で収入が圧迫される現状などが報告された。
消費者を...
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