
三面川に鮭の稚魚を放流した小学生たち=村上市羽下ケ渕
村上市の三面川で、鮭の稚魚放流式が行われた。地元の小学生が約8000匹を川に放ち、回帰を願った。
三面川鮭産(けいさん)漁業協同組合が毎年開いている。今年は14日に実施し、流域の村上、村上南、瀬波、山辺里、朝日さくら、小川の6小学校の5年生約170人が参加した。10センチ近くに育った稚魚をバケツで川に流した。
子どもたちは各校で卵から育てた稚魚も放流。瀬波小の女子児童たちは「水替えが大変だった」「4年後に戻ってきてほしい」などと話した。
近年は鮭が不漁で、漁協によると昨年の捕獲数は約5500匹と10年前の10分の1程度。今年は秋田県の漁協からの購入分と合わせて約100万匹を放流した。
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