
通行人に募金への協力を呼びかける学生たち=新潟市中央区の万代シテイ
病気や災害などで親を亡くした子どもらを支援する「あしなが学生募金」が、新潟市中央区の万代シテイで始まった。支援を受けていた経験のある県内の学生ら約30人が「1人でも多くの遺児に奨学金を届けよう」と声を上げた。
物価高に苦しむ遺児家庭は多く、あしなが育英会(東京)によると、2024年度に奨学金を申請した高校生は全国で過去最多の3487人となったが、資金が足りず、1949人が支援を受けられなかった。25年4月に高校に入学する生徒を対象にした採用枠も本県の10人を含む688人が不採用となり、さらなる支援が必要となっている。
4月19日には、街頭で学生たちが募金箱や横断幕を持ち、「物価上昇の影響で苦...
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