東京電力柏崎刈羽原発
東京電力柏崎刈羽原発

 電力広域的運営推進機関は28日、脱炭素につながる発電所などの新設、更新を支援する制度「長期脱炭素電源オークション」について2024年度応札分の選定先を発表し、東京電力柏崎刈羽原発新潟県の柏崎市、刈羽村にある原子力発電所で、東京電力が運営する。1号機から7号機まで七つの原子炉がある。最も古い1号機は、1985年に営業運転を始めた。総出力は世界最大級の約821万キロワット。発電された電気は主に関東方面に送られる。2012年3月に6号機が停止してから、全ての原子炉の停止状態が続いている。東電が原発を再稼働させるには、原子力規制委員会の審査を通る必要がある。7号機は2020年に、6号機は2025年に全ての審査に「合格」した。7号機は2024年6月に技術的には再稼働できる状況が整った。6号機など計38件を選定したと明らかにした。

 長期脱炭素電源オークションは、選定先に対し、...

残り236文字(全文:371文字)