
伯父の名前が記された資料を見学するザリティスさん夫妻=上越市川原町
太平洋戦争中、上越市にあった直江津捕虜収容所で亡くなったオーストラリア兵捕虜を伯父に持つダイアン・ザリティスさん(62)と夫のポールさん(65)が、収容所跡地にある川原町の平和記念公園などを訪れた。夫妻は展示館などを見学し、「この地域の人たちが伯父をはじめ、元捕虜だった人たちをリスペクトしていることを感じた」と語った。
ダイアンさんの父の兄、フランク・ヘンリー・ウォーレンさんは1942年にシンガポールで旧日本軍に捕らえられ、直江津捕虜収容所に送られた。強制労働の末、44年1月に23歳で亡くなった。
夫妻は以前、同じオーストラリアの元捕虜の男性(故人)から収容所跡地に公園ができ、上越日豪協会を...
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